岩の原ワイン|【善 -スパークリング-(ロゼ)】
「日本のワインぶどうの父」川上善兵衛
1890年、「日本のワインぶどうの父」と呼ばれる、『川上善兵衛』によって創業された上越市のワイナリー。
善兵衛は、上越の大地主の6代目に生まれるが、7歳の頃に父を亡くし家督を継ぐことに。
農民の貧しい暮らしに心を痛め、農民救済・殖産興業を志しました。
祖父の代から懇意にしていた『勝海舟』から欧州の葡萄酒(ワイン)を知り、
農民の大切な田んぼ以外で育つ「ぶどう・ワイン造り」を始めます。
はじめは海外の苗木を輸入しますが、雨の多い日本、そして雪国の新潟では上手く育ちませんでした。
そこで日本の風土でも丈夫に育ち、味のよいぶどうを求め、20年で10,311回もの品種交配を行い、「マスカット・ベーリーA」をはじめとする優良22品種を生み出しました。
その知識を数多くの書籍に残し、民間人初の「日本農学賞」を受賞するなど、日本のワイン造りに大きな功績を残しました。
雪国上越でのぶどう造り
決してぶどう栽培に恵まれた場所ではありませんが、川上善兵衛の自宅だったこの土地で、130年経った現在もぶどう栽培を行っています。
50年以上ぶどう栽培の研究に打ち込み、日本の風土に合う優良22品種の中から現在も5品種を栽培しています。
ぶどう棚の高さは2メートル30センチ程に仕立て、苗木も積雪に耐えられるよう、主幹をクロスさせる取り組みもしています。
ワインを熟成するための「石蔵」や雪を使用した冷房設備「雪室」など先人たちの知恵を現在も受け継いでいます。
善兵衛の知恵や情熱を受け継ぎ、最高級ぶどう・ワインづくりへの果てしない情熱を今もなお変わらずに伝えていきます。
「より多くの人に飲んでほしい」善兵衛の想いを形にしたワイン
「善(ぜん)」とは、創業者『川上善兵衛』の名前から命名しました。
和名にすることで、明治23年創業から築き上げたワイン造りの歴史を感じていただけます。
日本の風土が育んだぶどうの個性を活かし、果実味を楽しむことが出来る岩の原葡萄園のスタンダードワインです。
上品で繊細な果実味は和食をはじめ様々なお料理と相性が良く、毎日の生活でお楽しみいただけます。
生産者紹介

岩の原葡萄園 製造技師長 上野 翔さん
上越市出身で実家が近かったこともあり、岩の原葡萄園をとても身近に感じていました。
小学生の頃には、遠足などで岩の原葡萄園を訪れ、
善兵衛さんの「地域貢献」や「ぶどう・ワイン造り」に対しての情熱を知りました。
130年を経過した現在も、善兵衛さんの情熱を受け継ぎ、皆様に笑顔で飲んでいただける最高のワインをお届けいたします。

岩の原ワイン|【善 -スパークリング-(ロゼ)】
日本の風土に合ったぶどうのみで造る岩の原スタンダードタイプ
岩の原葡萄園初の「カーボネーションタイプ(炭酸ガス注入)」で造るスパークリングワインです。
フルーティーな香り、料理が活きるすっきりとさわやかな酸味が特徴的なバランスのよいスパークリングワインです。
「ZORK(ゾーク)」キャップを採用し、吹きこぼれにくく、再栓が可能になっております。
気軽にお楽しみいただけるスパークリングワインです。
◆タイプ:ロゼ/泡/辛口
◆品 種:マスカット・ベーリーA
◆アルコール度数:12%
◆容 量:750ml