有沢製作所からご紹介の、手間要らずで綺麗な花を観賞できる「in vitro flower(インビトロフラワー)」はいかがでしょうか?
『in vitro flower(インビトロフラワー)ってなぁに?』と気になった方はこちらへどうぞ!
こちらでは順調に育ったインビトロフラワーの綺麗な花が枯れてしまったとか、花が大きく成長してボトルの中で窮屈そうという場合は植木鉢に植え替える方法をご案内します。大切な人からいただいた、自宅で育てて綺麗に咲いた、お気に入りのインビトロフラワーを植え替えることで長く楽しむことが出来ます。花を長く楽しむために、ぜひ挑戦してみましょう!
(※インビトロフラワーはボトルから外の環境にとても弱いため、植え替え作業が必ずしも成功するとは限りません。植え替え作業中に枯れてしまう場合もありますので十分ご注意ください)
<用意するもの>
・植え替え予定のインビトロフラワー
・植木鉢(10cm程度の大きさ)
・植木鉢を入れる深めの受け皿
・乾燥した土(庭の土や一度使用した古い土は使用できません。ホームセンターで販売されている芽出し用の土をお使いください)
・植木鉢にかぶせられる程度の透明な容器(透明なポリ袋でもOK)
・霧吹き
・水差し
・ハサミ
<植え替え方法>
(1)植木鉢の準備
植木鉢に土を入れ、水を十分にあげる(受け皿に水が染み出てくるぐらい)。
(2) 植物の洗浄と調整
容器から植物を取り出して、弱い水流でジェルが残らないように洗浄する。このとき、枯れている葉を取り除き、またつぼみがあればハサミでカットして調整する。
☆ポイント☆
① 容器のなかにハサミを入れ、根元に近い枝を残して切り落とし、根元を割り箸でそっとつまんで取り出します。
② 切り落とす場所は、カットイメージの赤い線の辺りです。青い丸で囲った根元の若い枝は残します。
③ 根が長い場合は、根元から3cm ほどに切りそろえます。
(3)植物の植え込み
洗浄、調整が終わった植物を植木鉢に植え、再度十分に水をあげる(受け皿の半分ぐらい)。
(4)乾燥の防止
植え込んだ植物が乾燥しないように、透明な容器の内側に霧吹きをして、植木鉢全体にかぶせる。(直射日光を避け、風通しの良い明るい場所に置く。)
☆ポイント☆
・インビトロフラワーは乾燥にとても弱いため、乾燥しないように容器をかぶせて保湿します。
① ここでは、透明なポリ袋での使用方法を紹介します。(植木鉢にかぶせられる透明な容器があれば便利です。)
② ポリ袋が大きい場合は、ちょうど良い大きさまで折り曲げてください。
③ ポリ袋の内側に霧吹きをして、植木鉢全体にかぶせます。この状態で直射日光が当たらない場所に置きます。
④ 1日1 回程度、ポリ袋を外し、再度内側に霧吹きをしてすぐにかぶせます。これを約1週間繰り返します。
(5)初期の管理
1 日1回、透明な容器を外し、内側に霧吹きをして、すぐに植木鉢にかぶせる。これを1週間程度繰り返す。受け皿には常に水がある状態にしておく。
(6)環境への適応
1 週間後、1 日3~5 回、透明な容器を外し、15 分間程度外したままにする。15 分たったら再度容器の内側に霧吹きをしてかぶせる(容器を外す間隔は1 時間以上空ける)。葉の乾燥状況を見ながら徐々に容器を外しておく時間を伸ばし、また回数も増やす(容器を外す間隔も短くする)。
☆ポイント☆
・1週間ほどたったら、徐々に外の環境に慣らしていきます。
① 一度ポリ袋を外し、15 分程度外したままにしてからまたかぶせます(かぶせる時は再度霧吹きをします)。
② これを1日3~5 回行ないます。葉の乾燥状況を見ながら、徐々にポリ袋を外しておく時間を長くします。(写真のように葉がしおれてくると乾燥してきた合図です。多少しおれてもポリ袋をかぶせると元に戻ります。)
③ 新しい芽が出てくるまでこの作業を繰り返します。大体2~3 週間かかります。
④ 順化中に古い葉は枯れてしまいます。枯れた葉はカビの原因になりますので取り除きましょう。
⑤ 新しい芽が大きくなるまで容器の開け閉めを続けます(新しい芽がでてから1 週間程度)
⑥ 順化後は一般的な植木鉢の管理と同じです。十分に育ったら庭や花壇などに植えることもできます。
(7)植え替え完了
新しい芽が成長してきたら順化成功。新しい芽が大きくなるまで乾燥に気をつけ、容器の開け閉めを続けます。順化後は一般的な植木鉢の管理と同じです。十分に育ったら花壇などに植えることもできます。
大事に育ったインビトロフラワーのお花を長持ちさせるために、ぜひ試してみましょう!